日記 - 2014-02

2014-02-24

現実逃避と人生

なんだか真面目に取り組んでいることより、現実逃避的にやっている事のほうが集中できるし深くまで潜れる気がする。 タスクがあるときに限ってゲームのレベル上げにハマったり、いらんスクリプトをせこせこ改良していたり、デスノートを最初から読み返してしまったりするのは、誰しも経験があるのではないだろうか。

これを逆用して、現実そのものを現実逃避にしてしまうとよい感じになるのではないだろうか。 しかしそのためには、研究や仕事を現実逃避に昇華できるレベルの何かが必要になる。

現実を超える学問と言えば、哲学や数学である。 どちらも極め始めると「地に足が着いていない」などと言われ、社会的にはだいたい役立たずの烙印を押される学問であるが、 それだけに深さは計り知れず、現実で起きていることとは比べ物にならない。 これらの学問を専門にしていくことで、飽きた時に現実を効率よく進めることができ、まっとうな社会生活を送れるようになるのではないか。

とは言ったものの、このような学問にのめりこんだ状態で、まっとうな社会生活に価値を見出だせるかは疑問が残る。 むしろ現実に帰ってこず、キノコ狩りで余生を過ごすようになることに真の価値があるとすら言えるし、そもそも飽きることがあるのか甚だ疑問である。

もうひとつの方法は、今まで現実逃避と思っていたことをとことんまで突き詰めて飽きることである。 麻雀であれば1日ずっと天鳳で打ち続けるなり、IIDXであれば皆伝やら全白やらを目指して修行を続けていくと、いくら娯楽といえどそのうち飽きる。 このようにして飽きた時、ふと研究や仕事に戻る。 これがあるべき人間の姿ではないだろうか。

古来より「衣食足りて礼節を知る」と言う。 同じように、現実と向き合うには心のゆとりが必要である。 飽きるまで現実逃避できるということがゆとりであるし、現実逃避はこれと言った決まりがないからこそゆとりにあふれており、モチベーションが保てるのだ。

みたいなことを考えていました。

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2014-02-14

Recruit Programming Contest

12月にやったリクルートのプログラミングコンテストで6完したので、アメリカ行きツアーに参加してきました。 参加記

初日から大雪で成田空港にいけなくなるなど波瀾万丈でしたが、コンテスト、Indeed社訪問、参加者間の交流と密度の高い時間を過ごすことができて、とても楽しかったです。 コンテストの問題は面白かったし、英語でMITの学生やIndeedの技術者の方々と話すことで英語力の足りなさを痛感すると同時に、少し自信にもなりました。 本当に良いツアーだったと思います。

そして参加者の待遇の良さが半端じゃなかった。 最大40人強をアメリカに連れて行くという宣言は伊達じゃなかったと思い知りました。リクルートすごい。

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2014-02-05

物理情報システム特別演習

東工大大学院の物理情報システム専攻には、物理情報システム特別演習という謎の必修単位があります。 この専攻には修士2年次で中間発表と修論発表の2つの発表があるのですが、これを1年次の学生が聞き、感想を書くことで単位になります。 このとき、どの発表を聞くかは専攻のほうで自動的に割り振られる仕組みになっています。

で、先日がその修論発表を聞いて単位Getする日だったのですが、今日先生に呼ばれて

「君、割り当てられたのと違うやつ聞いてるから今年は単位出ないよ」

と宣告されました。 どうも割り当てられた番号を覚えるとき、ひとつズレていたようです。

毎年2、3人はこういう事をやる人がいると聞きました。 必修単位なのでこれがないと卒業できないのですが、幸いなことにまだ来年があるので、来年の中間発表で取り直せばよいらしいです。

これを読んでいる人で、物情に行こうと思っている人は気をつけましょう。大変面倒くさいことになります。

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